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ル・テアトルまりも

絵をかく人 のブログ

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2025/07/18(Fri)04:10

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冬枯れ

2008/12/14(Sun)00:20

ついこの間までの中庭。


 
中庭の銀杏が、ようやく黄色くなったかと思ったらあっという間に散ってしまいました。
ギンナンもえらい量落ちていて、臭くてかなわんです…。


冬だなぁ。今年も終わり間近です。



 
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No.147|未選択Comment(0)Trackback()

黄金テンペラ④

2008/12/07(Sun)18:44

金の作業が一通り終わったら着彩の作業です。

テンペラは粉末状のピグメント(顔料)を水で溶いて描きます。
でも、水だけだと乾いたら元の粉に戻って落ちてしまうので、定着させるために卵の黄身を接着剤として1:1混ぜるのです。


中にはこんな珍しい双子卵も!!


その中にさらに防腐剤と酢を入れるのですがおかげでアトリエ内は終始もずく酢でも食べているような臭いに…。(笑)




とりあえずこんな感じ。
規定の製作期間が短いために、途中講評となったしましました・・・。
ひとまずここでテンペラの実習は終了。
まだあまりにも途中すぎるので、後日手を加えておこうと思います。

No.146|未選択Comment(0)Trackback()

黄金テンペラ③

2008/12/05(Fri)14:45

金箔を置いて、室に入れて、湿り気が均一になったところで取り出します。

前回終わったときと同じような状態。(写真は同じのを流用)

室から出して5分程はその湿り気でまだ定着する力があるので、隙間があったりした場所はこのタイミングでもう一度金を置く事が出来ます。


そしてある程度画面が乾いたら、金を磨きます。

ここで細部に施したマスキングを剥がすのですが、一緒に金ごとマスキングに持っていかれた所がかなりあって苦労が報われなかったです…。


そして磨きの時に使うのが、めのう棒。


その名のまんま、先端にめのうがついていて、これでひたすらゴシゴシゴシゴシ。
今回の私の絵だと広い面に金を置いてないので分かり辛いけれど、これで磨くと鏡みたいに写りこむ程輝きます。
ゴージャス感倍増です。



No.145|未選択Comment(0)Trackback()

黄金テンペラ②

2008/12/03(Wed)00:08

次にマスキングの作業。
金箔を置きたいところをカッターでちくちく抜き取り、必要のないところはドラフティングテープでマスキングしていきます。

思った以上に時間がかかりました。家に持ち帰りチクチク・・・。


さらに画面を盛り上げたい場所を、下地で使った石膏で盛り上げていきます。

白だから見えづらいけど、手前の人物に陰ができているのはなんとなくわかりますかね?


そうしたら、金箔を定着させるための接着剤として、砥の粉を溶いたニカワを箔押ししたい所に塗り塗り…。

大体3~5回くらい重ね塗りします。



一日置いた所でいよいよ金箔を置いていきます。
乾いた砥の粉の上に水にエタノールを加えたものを塗り、すかさず金箔を置いて行く。これの繰り返し。

金箔はとっっつても薄くて扱いの難しい代物。息を殺して慎重に作業していきます。

こうして一面に貼っておきます。不要な所は乾いたら剥がすのです。もったいないと言わずにこういう所は贅沢に攻めたいものです。




次に金箔を磨いてきらきらにさせる作業があるのですが、その前に一旦全体の湿り気を均一にするために室(むろ)に入れます。画面に湿ったタオルを乗せて、ビニール袋で包むのです。
1日2日置いたら、磨きが待ってます。



室に入れている間触られて金が削れたら大変なので、多少物騒な事も書いておく。

No.144|未選択Comment(0)Trackback()

黄金テンペラ①

2008/11/30(Sun)17:51

黄金テンペラの授業が始まりました。

去年の混合技法と何が違うかって、まず絵の具が卵メディウムのテンペラ絵の具だけ(混合技法は+油絵の具)なのと金箔をあしらうって事です。



まず画面も基礎となる支持体を作りました。ベニヤ板にニカワで麻を張り付け、その上にニカワで溶いた石膏を何層も塗り重ねて、最後に表面を削って平らにして完成。
これは11月の始めまでに既に終わらせてしまいました。
うっかり写真を取り忘れたのでこの過程は割愛します。残念。



で、いざ本番。
今回私は模写をすることにしました。アーサー・ラッカムの絵です。

コピーした絵の裏側を鉛筆で真っ黒にしてなぞるとカーボン紙を敷いた様に転写することができます。


とりあえず今日はここまで。



No.143|未選択Comment(0)Trackback()