縁蓋した本紙を、扇形に切り取り、背景に正麩糊で張り付けます。
そうしたらその画面の上にチラチラと好きなように箔を押します。
今回使ったのは純金箔、本銀箔、黒銀箔の三種類。箔は何ミクロンという単位の非常に薄いものなのでひとつ大きく息をつこうものなら、軽く彼方へ飛んで行きます。なので作業は慎重に…。
銀箔は硫化させると独特な色合いを帯びて変化するので焼いて見ました。ただし、放って置いても酸化して将来的には真っ黒になってしまう銀なため、硫化すると劣化も早まるのが難点。
そして焼いてる最中に硫化水素も発生するため、結構危険な作業だったりします。
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